正確な時がトレッキングの計画を確実に遂行させる。 誤差、わずか10万年に１秒の正確性を誇る、セシウム原子時計から生成される「日本標準時」。 電波時計は、テレビやラジオの時報などに使われる「日本標準時」をのせた 電波をキャッチして時刻修正を行い、正確な時刻を刻み続ける。

光を動力に変え、各種機能を安定駆動。 蛍光灯の光でも発電するソーラーパネルと、内蔵の二次電池との組み合わせによる、カシオ独自のソーラー充電システム。計測機能をはじめ、電波受信、ライトなど強負荷のかかる各種機能を安定駆動する。また、暗所に放置すると一時的に表示を消す“パワーセービング機能”を搭載。

ひとつの針に複数の役割を与えるマルチミッションドライブに、 電子式リューズスイッチを搭載。多彩な針の動きによる計測値の表示、 素早いモード切り替えなどを可能にするとともに、 ワールドタイム都市設定や計測値補正など、各種機能の感覚的な操作も実現する。

針位置を毎時検知し確認。万一の針ずれに対して、正確な位置に自動補正。

正確な真北を計測して 「整置（正置）」を行う。 [ 整置 (正置) ] 登山やトレッキングでは、自分が今どこにいるかを把握することが必要。そのためには地図と実際の方向を合せる「整置」が大切である。「整置」を行うことで地図と実際との正確な対応が可能となる。「整置」は時計を水平に持つか腕にはめて水平にし、地図上の北方向に合わせて方位計を合わせることで完了する。

方位計測機能で計測した方角をメモリー出来る機能です。霧や樹林地帯などで視界が悪い時でも、目標地点の方位を記録し、その方向に向かって直進することができる。また、直進してきた方向を記録することで来た方向に直進して戻る「バックベアリング」を行うことが可能。降雪時、踏み跡が消されてしまう場合でも正確なナビゲーションを行う。

海抜高度を知る 正確な標高がわかる場所で高度計を合わせておけば、現在位置の海抜高度（標高）を知ることができる。例えば登山中、海抜400mの標識があれば、高度計を400mに合わせ、そこから移動して計測したときに、気圧の変化量から時計が高度を換算し、より正確な海抜高度（標高）を知ることが可能となる。

高度メモリーは一定期間で自動計測したときの月日・時刻と高度、そのときの最高／最低高度、積算上昇／下降高度、相対高度をメモリーする。どれだけ上昇、降下したかをわかりやすく表示。

自動計測された気圧を連続したグラフで表示。ひと目で気圧変化の傾向がわかり、天候の予測を可能にする。グラフが下降気味であれば低気圧や台風の接近などの天候悪化が推測でき、上昇気味であれば天候の回復が見込まれる。これらを予測することで、下山のタイミングや安全なルート設定に役立てられる。

「高度が1,000m上がれば気温は約6.5度下がる」と言われている。 例えば、現在位置の標高が1,000m、気温が摂氏10度であれば、目的地の標高が3,000mの場合に気温は摂氏マイナス3度前後と予測される。 高度と温度の双方を計測することで、効率的な防寒対策なども可能になる。 ※ 外気温を計測するときは、時計を腕から外して、体温、汗(水滴)、直射日光などの影響を受けないようにしてください。

世界38都市（38タイムゾーン）とUTC（協定世界時）の時刻を表示、サマータイムの都市入替機能、UTCダイレクト呼び出し機能。

年月日をもとに、知りたい日の月齢と月の満ち欠けをグラフィック表示。釣りをはじめとした海のレジャーや天体撮影などに役立てることができる。

「月の満ち欠けと月の位置（時角）が魚の食餌活動に影響を与える」という理論に基づき、釣りに適した時間帯（フィッシングタイム）をグラフィック表示。1日のうちで釣りに適した時刻を知ることができる。

日の出に始まり日の入りに終わるフィールドでの行動は、その時刻を知ることで、より有効かつ安全な行動計画を立てることができる。例えば日没までの残り時間を把握しておけば、安全な下山スケジュールが立てられる上、起床時間やテントの設営時間を決める目安ともとなる。